「南日本運輸倉庫株式会社」様は1975年に設立。東京都中野区に本社を置き、食品物流を主力事業に、関東エリアを中心として物流拠点を多く構えています。 「南日本運輸倉庫株式会社」様は2013年によりdipのサービスを導入いただいています。 ドライバーの安定的な確保につながった取り組みに迫ります。
- 課題
高年齢化による慢性的なドライバー不足の解消
- 「南日本運輸倉庫株式会社 川口物流センター」様は1年前の業務内容・取引先の変更によりドライバーと倉庫作業員の増員が必要になった。しかし、物流業界では慢性的な人手不足の問題を抱えており、それは南日本運輸倉庫株式会社様も例外ではなかった。特に高年齢化しているドライバーの採用のハードルは高く、川口物流センター様もドライバーの安定的な確保という喫緊の問題に直面することになる。
- 結果
バイトルNEXT掲載わずか2週間でドライバーを2名採用。その後もノルマ達成を継続
- 社員へのインタビュー動画撮影や入社時のお祝い金制度、dipのリトライキャンペーンなどを駆使することでバイトルNEXT掲載後、わずか2週間でドライバーを2名確保することに成功。その後の掲載でも3名採用と、募集ごとのノルマを達成した。
目次
ドライバー増員の必要に迫られてバイトルNEXTを利用
dipサービス導入のきっかけを教えてください。
南日本運輸倉庫株式会社 川口物流センター 運行管理者 大野彩 様(以下・大野様):もともとバイトルを利用していたのですが、現在の「アブアブ赤札堂」さんへの店舗配送と仕分けをすることになるタイミングでドライバーさんと倉庫内の仕分け担当を増員する必要があり、1年ぶりにバイトルNEXTへ掲載していただくことになりました。その後も新しいサービスが出来る度にご提案をいただいて、バイトルPRO、面接コボットforアルバイトと導入していきました。
バイトルとバイトルNEXT、バイトルPROはどのように使い分けていますか?
大野様:現在は募集していないのですが、倉庫の仕分けはアルバイトさんがメインになるのでバイトルで募集しています。現在はバイトルNEXT、バイトルPROでドライバーさんを募集しています。
南日本運輸倉庫株式会社 川口物流センター 所長 浅野光男 様(以下・浅野様):ドライバーさんは定年で退職された方が多いのでその補充という形でも募集しています。
導入後の効果はいかがですか?
大野様:バイトルで倉庫内の仕分けを募集していた際はアルバイトを3名。 バイトルNEXTに掲載してからは、2週間で2名のドライバーを採用できました。 次のドライバー募集でも多くの応募が来て、すぐに3人採用できました。 年々、応募数が少なくなってくるし、応募者の年齢も高くなっている難しい状況の中、毎回ノルマを達成できています。
募集の原稿に誇張がないためミスマッチはなく、定着率は100%
マッチング率や定着率は向上していますか?
大野様:直近の2回のドライバー募集では20人ぐらいの応募が来て5人採用していますが誰も辞めていません。募集の原稿に誇張した表現がないようにしているので入社後に社員から「思っていたのと違う」というミスマッチはありません。
採用はしたものの、「早く辞めそうだな」と不安に思っていた人が長く続いたり、その逆があったりと、定着するかどうかは面接の時点ではわかりません。だから、『とにかく仲良くなる』そして仲良くなって不満を吐かせる。要求に応えられるかはわからないけど社員の意見には耳を傾けます。
募集にあたって工夫されていることや、注意されていることがあれば教えてください。
浅野様:今回は映像に力を入れました。ドライバーにインタビューしたりトラックや倉庫の中など社内の様子を多く紹介しています。
動画は営業さんから提案があり、一緒に考えながら撮影をしました。「仕事風景だけを撮影した動画にならないように、ドライバーさんに協力してもらってインタビューを撮影した方がいい」との助言もいただいたおかげで、新しい応募者へのメッセージ性の高い動画になるようにしました。 満足いく動画が撮れなければ何度も撮り直しました。おかげで他の営業所からの評判もいいです。
大野様:面接の際にも「動画を見ました」と言ってくれる方は多いです。ドライバーはいろんな会社を経ているので、「この会社はいい会社だ」というのが映像だと一目でわかるみたいです。
浅野様:動画以外では募集のターゲットに合わせたハードルを下げた原稿を書いてもらうようにしています。他にも例えば入社時のお祝い金など、私たちの発想にない提案をしていただくので、なるべく本社の上層部にお伝えするようにしており、お祝い金は実現することが出来ました。
応募増につながったリトライキャンペーンの訴求力
リトライキャンペーンも利用されたそうですね?
大野様:はい。応募者が集まり切らなければ掲載期間を延長するキャンペーンですが、すぐに集まったので延長する必要はありませんでした。
浅野様:それはリトライキャンペーンの意味がなかったというわけではなく、リトライキャンペーンの強い訴求力のおかげだと思います。リトライキャンペーンでは原稿の数も3つに増えて、掲載期間も2か月と長くなります。おかげで応募者が増えました。
※リトライキャンペーンは期間限定のキャンペーンのため、実施していない場合がございます。あらかじめご了承ください
面接コボットはどのようにご活用いただいていますか?
大野様:以前は会社全体として面接率があまりよくなかったので、面接コボットを試験的に導入しました。導入前は応募者とのタイミングが合わなかったりして、面接率が上がりませんでした。年配の方なんかは電話対応だと日にちや時間を間違えて来られたりということがよくあったのですが、面接コボットなら面接日を何度も確認できるので、中年の方でもスマホを使える方なら面接コボットは便利だと思います。
浅野様:面接率が上がったことで採用率もあがりました。
最後に、今後の目標をお聞かせください。
大野様:高齢化社会で、ドライバーさんも60歳後半の人が増えました。体調を崩す方も少なくないので、どうしても入れ替わりが必要になります。1回の掲載での目標は2,3人ですがそれを毎回クリアしていくことが目標です。
浅野様:会社としては女性ドライバーさんもどんどん採用したいという方向になっているのですが、営業所によって運転は問題なくても重量のあるものの積み下ろしなどは難しかったりします。若いドライバーさんは減っていますが、なんとか若い男性の採用を継続していきたいです。
掲載ごとのノルマをクリアできないと人材派遣会社さんのドライバーに頼らないといけなくなるので経営的に苦しくなる。 営業さんと協力しながらこれからもノルマを達成できるように頑張りたいです。