施設警備の仕事といってもその勤務先はさまざまです。代表的なところではデパート、スーパー、学校、工場、病院、オフィスなどが挙げられます。ここで気をつけなければならないのは、同じ施設警備といっても勤務先によって業務内容が変わってくる点です。例えば、深夜のオフィスでの警備の場合は、建物内に異常がないかを見回ったり、監視カメラによってチェックしたりするのが主な仕事です。しかし、病院の警備ではそれに加えて夜間に救急患者が運び込まれた場合、患者の受け入れ準備や受付業務などを行ったりもします。また、デパートやスーパーなどといった商業施設で働く場合は、店内の警備に加えて駐車場での車両誘導なども兼任する場合が多いようです。 その他に有名なところでは、空港の警備の仕事があります。この業務は空港内の見回りの他に、金属探知機による荷物検査を行うのが他の施設の警備員とは異なる点です。もし、金属探知機のブザーがなれば、小型探知機を手にしてより入念に持ち物をチェックすることになります。この業務を行うには空港保安警備業務検定の資格を所持している必要があります。ただし、警備員全員が資格を持っていなくとも、一定の割合の人が所持していれば資格のない人でもこの業務を行えます。 以上のように、施設警備員を目指す場合は、それぞれの勤務内容をよく調べた上でどの勤務先に応募するかを検討するのがよいでしょう。
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